Azure Service Busトリガー

Azure Service Busトリガーは販売およびサポートを終了しています。

オペレーション名

Azure Service Busトリガー

機能概要

Azure Service Busトリガーは、Microsoft AzureにホストされたサービスからMicrosoft Azure Service Bus(以下「Azure Service Bus」)経由でメッセージを送信することで、スクリプトを実行するトリガー機能です。
メッセージ送信時、実行するスクリプトのスクリプト入力変数に代入する値を渡すことができます。
またスクリプト実行後、Microsoft Azureにホストされたサービスでメッセージを受信し、スクリプト出力変数の値や終了ステータスなどの実行結果を取得することができます。
Microsoft Azureにホストされたサービスからメッセージを送受信するには、付属するC#ライブラリを使用して行います。
詳細については、「Azure Service Busトリガーチュートリアル」を参照してください。

発火イメージ



  1. Microsoft Azureにホストされたサービスから、C#ライブラリを使用してAzure Service Busにスクリプト実行要求メッセージを送信します。

  2. Azure Service Busトリガーが、Azure Service Busサービスに送信された実行要求メッセージを受信します。

  3. スクリプト入力変数に設定された値を渡してスクリプトを実行し、終了メッセージやスクリプト出力変数の値などを取得します。

  4. Azure Service Busトリガーがスクリプト実行結果のメッセージをAzure Service Busに送信します。

  5. Azure Service Busからスクリプト実行結果メッセージを受信します。

プロパティ

Azure Service Busトリガーの設定
項目名 内容 備考
トリガー名 トリガーの名前を入力します。  
サービス名前空間 Azure Service Busのサービス名前空間(Service Namespace)を入力します。
  • 大文字と小文字は区別しません。
  • 同じ[サービス名前空間]・[サービスパス]を持つトリガーを複数登録することはできません。
サービスパス Azure Service Bus上でサービスを開始するためのサービスパス(Service Path)を入力します。
  • 大文字と小文字は区別しません。
  • トリガーの複製を行った場合、コピー元のトリガーの[サービスパス]の値に「(1)」などの値を付与します。
  • 同じ[サービス名前空間]・[サービスパス]を持つトリガーを複数登録することはできません。
既定の発行者 Azure Service Busサービスの既定の発行者(Default Issuer)を入力します。
  
既定のキー Azure Service Busサービスの既定のキー(Default Key)を入力します。
  
実行内容の設定
項目名 内容 備考
トリガー所有者 作成するトリガーの所有者を選択します。
  • 管理者権限を持ったユーザのみ選択できます。
    (一般ユーザは自分以外を選択することはできません。)
実行ユーザ名 [スクリプト]で指定したスクリプトを実行するユーザを選択します。  
パスワード [実行ユーザ名]で指定したユーザに対応したパスワードを入力します。  
サービス トリガーで実行するスクリプトを含むサービスを選択します。
  • サービスとして登録されたプロジェクトが表示されます。
スクリプト トリガーで実行するスクリプトを選択します。
  • [サービス]で指定したサービス内のスクリプトが表示されます。
スクリプト引数 [スクリプト]で指定したスクリプトに設定されているスクリプト入力変数が表示されます。
  • スクリプト出力変数は表示されません。
  • スクリプトにスクリプト入力変数を設定し、使用する方法については、「入出力変数について」を参照してください。
スクリプト引数/変数名 スクリプト変数名が表示されます。
  • 編集はできません。
スクリプト引数/型 スクリプト変数の型が表示されます。
  • 編集はできません。
スクリプト引数/値 スクリプト変数の値を入力します。
  • [高度な操作]ウィンドウからトリガー変数を指定できます。
  • トリガー変数以外の値を入力してもスクリプトには渡されません。
出力変数 [スクリプト]で指定したスクリプトに設定されているスクリプト出力変数が表示されます。
  • スクリプト入力変数は表示されません。
  • スクリプトにスクリプト出力変数を設定し、使用する方法については、「入出力変数について」を参照してください。
出力変数/変数名 スクリプト変数名が表示されます。
  • 編集はできません。
出力変数/型 スクリプト変数の型が表示されます。
  • 編集はできません。
実行オプションの設定
実行オプションの設定については、「実行オプションの設定」を参照してください。

トリガー変数

トリガー変数をスクリプト入力変数に設定することで、Azure Service Busトリガーの設定情報をスクリプト実行時に使用することができます。
トリガー変数が設定されたスクリプト入力変数は、実行時に値を指定することができません。

トリガー変数名 値 内容 備考
サービス名前空間 trigger.serviceNamespace [サービス名前空間]の値です。
  • 指定例:${trigger.serviceNamespace}
サービスパス trigger.servicePath [サービスパス]の値です。
  • 指定例:${trigger.servicePath}
既定の発行者 trigger.issuerName [既定の発行者]の値です。
  • 指定例:${trigger.issuerName}

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
AppFabricTriggerException
MessageBufferの作成に失敗し、トリガーを有効にできませんでした。接続情報の指定に誤りがある可能性があります。
(<サービス名前空間>-sb.accesscontrol.windows.net) 		[サービス名前空間]が不正です。 [サービス名前空間]を確認してください。
AppFabricTriggerException
MessageBufferの作成に失敗し、トリガーを有効にできませんでした。接続情報の指定に誤りがある可能性があります。
(MessageBuffer could not be created or updated. Error. Response code: 400) 		[サービスパス]が不正です。 [サービスパス]を確認してください。
AppFabricTriggerException
MessageBufferの作成に失敗し、トリガーを有効にできませんでした。接続情報の指定に誤りがある可能性があります。
(Server returned HTTP response code: 401 for URL: https://<サービス名前空間>-sb.accesscontrol.windows.net/WRAPv0.9) 		[既定の発行者]または[既定のキー]が不正です。 [既定の発行者]または[既定のキー]を確認してください。

注意事項