ブックとシートの保護処理

オペレーション名

ブックとシートの保護

機能概要

Excelブック形式のファイルに対して、書き込みパスワードを指定したブックの保護とシートの保護を行います。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
ファイル 必須 使用可 Excelブック形式のファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • 拡張子が「.xlsx」と「.xlsm」であるExcelブック形式のファイルパスを指定します。
  • ファイルパスはDataSpider Cloudファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpider Cloudファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
ブックの保護設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
書き込みパスワードを設定する 省略可 使用不可 書き込みパスワードを指定してブックを保護するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    書き込みパスワードを指定してブックを保護します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    書き込みパスワードを指定したブックの保護はしません。
 
ユーザ名 必須 使用可 ブックを保護するユーザ名を入力します。
  • [書き込みパスワードを設定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
書き込みパスワード 必須 使用可 ブックを保護する書き込みパスワードを入力します。
  • [書き込みパスワードを設定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
シートの保護設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
シートとロックされたセルの内容を保護する 省略可 使用不可 シートとロックされたセルの内容を保護するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    シートとロックされたセルの内容を保護します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    シートとロックされたセルの内容を保護しません。
 
シート名 必須 使用可 [ファイル]で指定したExcelファイルにある保護対象のシートを選択または入力します。
  • [シートとロックされたセルの内容を保護する]にチェックを入れた場合、有効になります。
シートの保護を解除するためのパスワード 省略可 使用可 シートの保護を解除するためのパスワードを入力します。
  • [シートとロックされたセルの内容を保護する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • 省略した場合、パスワードなしで保護されます。
シートのすべてのユーザに許可する操作 省略可 - [シート名]で指定したシートのすべてのユーザに許可する操作を選択します。
  • [シートとロックされたセルの内容を保護する]にチェックを入れた場合、有効になります。
シートのすべてのユーザに許可する操作/許可 省略可 - 保護されたシートにおいて、[操作]の中から許可する操作を選択します。
  • [チェックあり]:
    操作を許可します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    操作を許可しません。
 
シートのすべてのユーザに許可する操作/操作 - - 保護されたシートにおいて、許可するかどうかを選択できる操作が表示されます。
  • [ロックされたセル範囲の選択]
  • [ロックされていないセル範囲の選択]
  • [セルの書式設定]
  • [列の書式設定]
  • [行の書式設定]
  • [列の挿入]
  • [行の挿入]
  • [ハイパーリンクの挿入]
  • [列の削除]
  • [行の削除]
  • [並べ替え]
  • [オートフィルターの使用]
  • [ピボットテーブル レポートを使用する]
  • [オブジェクトの編集]
  • [シナリオの編集]
 
トランザクション
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
トランザクション処理を行う 省略可 使用不可 トランザクション処理を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    トランザクション処理を行います。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    トランザクション処理を行いません。
詳細は「ファイル系アダプタのトランザクション」を参照してください。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 補足
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

ありません。

トランザクション

トランザクションをサポートしています。

[トランザクション][トランザクション処理を行う]にチェックを入れた場合のみトランザクションは有効になります。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException
ファイルパスが指定されていません。
[ファイル]が指定されていません。 [ファイル]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
対応していない形式のブックが指定されています。
[ファイル]に対応していない形式のブックが指定されています。 [ファイル]に対応している形式のブックを指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
ユーザ名が指定されていません。
[ユーザ名]が指定されていません。 [ユーザ名]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
書き込みパスワードが指定されていません。
[書き込みパスワード]が指定されていません。 [書き込みパスワード]を指定してください。
InvalidPropertyConfigurationException
シート名が指定されていません。
[シート名]が指定されていません。 [シート名]を指定してください。
FileIsDirectoryException [ファイル]に入力されたパスがディレクトリです。 [ファイル]にはファイルパスを入力してください。
FileIsLockedException [ファイル]に指定されたファイルがロックされています。 エクスプローラからロックの解除を行ってください。
java.io.FileNotFoundException
別のプロセスが使用中です。
[ファイル]に指定されたファイルが別のプロセスによって使用されています。 別のプロセスで使用されていないかを確認してください。
SheetNotFoundException
存在しないシート名が指定されました。
[シート名]に指定されたシートが存在しません。 [シート名]には存在するシート名を指定してください。

注意事項