ジョブ実行処理

オペレーション名

ジョブ実行

機能概要

Microsoft Azure Machine Learningに対してジョブをバッチ実行します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはXML型です。
入出力のスキーマについては、「スキーマ」を参照してください。

プロパティ

基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
ジョブ実行完了を待機する 省略可 使用不可 ジョブ実行が完了するまで処理を待機するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    ジョブが実行完了するまで処理を待機します。
  • [チェックなし]:
    ジョブに実行要求を送信すると待機せず後続の処理に進みます。
  • ジョブ実行の完了を待機する場合、後続の処理で出力スキーマのoutput要素を取得することができます。また、ジョブ実行の完了を待機しない場合、後続の処理で出力スキーマのoutput要素を取得することはできません。
Web service inputに渡すBLOBを指定する 省略可 使用不可 Web service inputに渡すBLOBを指定するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    Web service inputに渡すBLOBを指定します。
  • [チェックなし]:
    Web service inputに渡すBLOBを指定しません。
  • 対象のジョブにWeb service inputがある場合にチェックを入れてください。
接続先BLOBストレージ 必須 使用不可 BLOBストレージのグローバルリソースを選択します。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  • [Web service inputに渡すBLOBを指定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
コンテナ名から始まるBLOBのパス 必須 使用可 ジョブの入力が保存されているBLOBのコンテナ名から始まるパスを指定します。
  • [Web service inputに渡すBLOBを指定する]にチェックを入れた場合、有効になります。
グローバルパラメータ設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
グローバルパラメータ 省略可 - ジョブのグローバルパラメータを設定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    列を追加します。
  • [上へ]:
    選択している列の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している列の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    列を削除します。
 
グローバルパラメータ/キー 必須 使用可 グローバルパラメータのキー名を入力します。
  • APIのSample Request Payload「{ "GlobalParameters": { "<KEY>": "<VALUE>" } }」の<KEY>に該当します。
グローバルパラメータ/値 省略可 使用可 グローバルパラメータの値を入力します。  
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

<?xml version="1.0"?>
<job job_id="" status_code="" >
  <output output_id="" base_location="" relative_location="" sas_blob_token="" >
  </output>
</job>
要素名 属性名 説明 備考
job -    
job_id Azure Machine Learningサーバ側で発行するIDです。  
status_code 実行したジョブの状態です。  
output - ジョブの出力ごとに出現します。 [ジョブ実行完了を待機する]にチェックを入れた場合、取得することができます。
output_id 出力Job結果の出力名です。  
base_location 出力先BLOBストレージのエンドポイントURLです。  
relative_location 出力先BLOBストレージのコンテナ名から始まるBLOBのパスです。  
sas_blob_token 出力先BLOBのSAS BLOBトークンです。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]または[接続先BLOBストレージ]が指定されていません。 [接続先]または[接続先BLOBストレージ]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]または[接続先BLOBストレージ]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]または[接続先BLOBストレージ]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
AzureMachineLearningException
Unauthorized: Request is unauthorized to access resource. ScoreRequestUnauthorized: Invalid credentials provided.
[接続先]が不正です。 [接続先]で指定したグローバルリソースの[場所][ワークスペースID][サービスID][APIキー]の設定を確認してください。
AzureMachineLearningException
Please ensure all input data is specified and try again.
[Web service inputに渡すBLOBを指定する]が指定されていません。 [Web service inputに渡すBLOBを指定する]を指定してください。
AzureMachineLearningException
Reason: The remote name could not be resolved: '<エンドポイント>'.
[接続先BLOBストレージ]が不正です。 [接続先BLOBストレージ]で指定した[アカウント]を確認してください。
AzureMachineLearningException
Reason: The remote server returned an error: (403) Forbidden..
[接続先BLOBストレージ]が不正です。 [接続先BLOBストレージ]で指定した[アクセスキー]を確認してください。
AzureMachineLearningException
Reason: The specified blob <BLOBのパス> does not exist. Please provide a valid blob reference.
[コンテナ名から始まるBLOBのパス]が不正です。 [コンテナ名から始まるBLOBのパス]で指定したコンテナ名とBLOBのパスを確認してください。
AzureMachineLearningException
Supported file extensions for this output type are: ".csv, .tsv, .arff".
[コンテナ名から始まるBLOBのパス]で指定したBLOBの拡張子は非対応です。 [コンテナ名から始まるBLOBのパス]で指定したBLOBの拡張子を確認してください。
AzureMachineLearningException
Verify the parameter(s) expected for the module(s) are correct and try again.
[グローバルパラメータ]が不正です。 [グローバルパラメータ]で指定した[キー][値]の設定を確認してください。
AzureMachineLearningException
InternalError: Internal error occurred.
ジョブの開始に失敗しました。 [コンテナ名から始まるBLOBのパス]で指定したBLOBのパスに利用できない文字が含まれていないか確認してください。
Microsoft Azureのサブスクリプションが有効であるか確認してください。
AzureMachineLearningException
Internal Server Error
ジョブの開始に失敗しました。 [接続先]で指定したグローバルリソースの[ワークスペースID]の設定を確認してください。
AzureMachineLearningException
上記以外の例外
ジョブの実行に失敗しました。 [グローバルパラメータ]で指定した[キー][値]の設定を確認してください。

注意事項