DataSpiderServerの設定

DataSpiderServerの設定とは

DataSpiderServerの設定とは、サーバ移行、ログ設定を行うツールです。

DataSpiderServerの設定の機能

DataSpiderServerの設定では、以下の機能を提供しています。
機能の説明
機能名 タブ 説明 備考
DataSpiderログ設定 ログ設定 /logs/<日付ディレクトリ>下に出力されるログファイル群の圧縮・削除の設定を行います。  
サーバの移行(エクスポート) サーバ移行 現在の設定をほかのサーバへ移行する際に使用し、DataSpiderServerの設定をエクスポートします。  
サーバの移行(インポート) エクスポートした設定を該当サーバへ移行する際に使用し、DataSpiderServerの設定をインポートします。  

サーバの移行(エクスポート)

DataSpiderServerの各種設定をZIPファイルとしてクライアントOSローカルファイルシステムに出力します。
管理者権限を持ったユーザのみ実行できます。
サーバ移行を実行する前には、スクリプトが実行されていないこと、ほかのユーザがDataSpiderServerを使用していないことを確認してください。
エクスポート項目に存在する設定以外は、エクスポートの対象外となります。必要に応じて、インポート先のDataSpiderServerに設定を行うようにしてください。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
設定のエクスポート 設定のエクスポートを開始します。  

エクスポート項目の選択

「エクスポート項目の選択」画面では、左ペインで各項目を選択状態にすると、右ペインで個別選択をすることができます。
項目の説明
項目 説明 備考
全て選択 全項目にチェックを入れます。  
全て解除 全項目のチェックを外します。  
ユーザアカウント/グループ グループをエクスポートします。  
ユーザアカウント/ユーザ ユーザをエクスポートします。  
サービス サービスをエクスポートします。  
グローバルリソース グローバルリソースをエクスポートします。  
環境変数 環境変数をエクスポートします。  
トリガー トリガーをエクスポートします。  
休日設定カレンダー 休日設定カレンダーをエクスポートします。  
プロジェクトファイル プロジェクトファイルをエクスポートします。  
アプリケーションログ出力設定 アプリケーションログ出力設定をエクスポートします。  
グローバルスキーマ グローバルスキーマをエクスポートします。  

エクスポートのオプション設定

項目の説明
項目 説明 備考
トリガーを次の状態としてエクスポート チェックを入れた場合、エクスポートするトリガーの状態を指定できます。
チェックを入れない場合にはエクスポート元と同じ状態のままトリガーがエクスポートされます。
  • 「エクスポート項目の選択」画面でトリガーを選択した場合、表示されます。
  • デフォルトは「チェックなし」です。
有効 トリガーを有効な状態でエクスポートします。
  • [トリガーを次の状態としてエクスポート]にチェックを入れた場合、有効になります。
無効 トリガーを無効な状態でエクスポートします。
  • [トリガーを次の状態としてエクスポート]にチェックを入れた場合、有効になります。
プロジェクトファイルを次の状態でエクスポート
  • [全バージョン]:(デフォルト)
    プロジェクトファイルの全バージョンをエクスポートします。
  • [最新バージョンのみ]:
    プロジェクトファイルの最新バージョンのみをエクスポートします。
  • 「エクスポート項目の選択」画面でプロジェクトファイルを選択した場合、表示されます。

エクスポート先の選択

項目の説明
項目 説明 備考
エクスポート先 エクスポート先のディレクトリパスを指定します。
  • エクスポートファイル名を指定する必要があります。

エクスポートが完了すると、エクスポート結果が表示されます。エラーが発生した場合には、エラー情報も出力されます。
DataSpider Cloudファイルシステムに「不正な状態のグローバルリソース」が存在した場合、グローバルリソースをエクスポートするとエクスポートに失敗します。

エクスポートの注意事項

サーバの移行(インポート)

エクスポートしたDataSpiderServerの各種設定をインポートします。
管理者権限を持ったユーザのみ実行できます。
サーバ移行を実行する前には、スクリプトが実行されていないこと、ほかのユーザがDataSpiderServerを使用していないことを確認してください。
インポート後は必ずDataSpiderServerの再起動を行ってください。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
設定のインポート 設定のインポートを開始します。  
項目の説明
項目 説明 備考
インポートするファイル(ZIP形式) インポートするZIPファイルを、クライアントOSローカルファイルシステム上のファイルパスで入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
 
プロジェクトの差分インポート プロジェクトの差分インポートを行います。
  • デフォルトは「チェックあり」です。
環境変数の差分更新 環境変数の差分更新を行います。
  • デフォルトは「チェックあり」です。
トリガーを次の状態としてインポート インポートするトリガーの状態を指定します。
  • [有効]:(デフォルト)
    ZIPファイル内のトリガーの状態に関わらず、すべてのトリガーを有効状態でインポートします。
  • [無効]:
    ZIPファイル内のトリガーの状態に関わらず、すべてのトリガーを無効状態でインポートします。
  • デフォルトは「チェックなし」です。

インポートが完了すると、インポート結果が表示されます。エラーが発生した場合には、エラー情報も出力されます。

インポートの動作

設定のインポートの動作には、インポート先に設定されている内容を削除して新規に登録する「上書き」と、インポート先に設定されている内容を更新し、設定されていない内容は追加する「差分更新」の2種類があります。
各設定における、インポートの動作は以下の通りです。

設定名 インポートの動作 備考
グループ 差分更新  
ユーザ 差分更新  
サービス 差分更新  
グローバルリソース 差分更新  
環境変数 上書き
差分更新
  • [環境変数の差分更新]にチェックを入れた場合、差分のみ更新となります。
トリガー 差分更新  
休日設定カレンダー 差分更新  
プロジェクトファイル 上書き
差分インポート
  • [プロジェクトの差分インポート]にチェックを入れた場合、差分のみインポートとなります。
アプリケーションログ出力設定 差分更新  
グローバルスキーマ 差分更新  

設定のインポート時の「差分更新」「上書き」「プロジェクトの差分インポート」の動作の違いについては、以下の通りです。

差分更新
既存の設定 インポート内容 インポート結果
A
B
-
A'
-
C'
A'(上書き)
B(そのまま)
C'(追加)
上書き
既存の設定 インポート内容 インポート結果
A
B
-
A'
-
C'
A'(上書き)
-(削除)
C'(追加)
プロジェクトの
差分インポート
既存の設定 インポート内容 インポート結果
A
B
-
A'
-
C'
A(そのまま)
B(そのまま)
C'(追加)

インポート時の注意事項