条件分岐処理

オペレーション名

条件分岐

機能概要

条件分岐を行います。

条件分岐の構成

アイコン 名前 説明
条件分岐開始 条件分岐の開始です。
条件 条件を設定します。
ひとつの条件分岐処理で複数の[条件]を作成できます。
条件分岐終了 条件分岐の終了です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
条件一覧 省略可 - 条件分岐の条件を指定します。

各列は以下のボタンで操作することができます。
  • [追加]:
    条件を追加します。
  • [上へ]:
    選択している条件の順序を一つ上に上げます。
  • [下へ]:
    選択している条件の順序を一つ下に下げます。
  • [削除]:
    条件を削除します。
  • [条件一覧/条件]の最大数は「253」個となります。
  • 条件の優先順位については、こちらを参照してください。
条件一覧/条件 省略可 使用不可 条件を指定します。

指定した変数と固定値または変数との比較をすることができます。
  • 条件の種類
    • [変数と固定値の比較]:(デフォルト)
      変数と固定値とを比較する際に選択します。
    • [変数と変数の比較]:
      変数と変数とを比較する際に選択します。
  • 条件の内容
    条件として指定できる内容は、選択された変数の型によって次のようになります。
    • 整数型/10進数型の変数の場合
      • [次の値と等しい場合]:
      • [次の値と等しくない場合]:
      • [次の値より小さい場合]:
      • [次の値より大きい場合]:
      • [次の値以下の場合]:
      • [次の値以上の場合]:
    • 文字列型の変数の場合
      • [次の値と等しい場合]:
      • [次の値と等しくない場合]:
      • [次の値から始まる場合]:
      • [次の値から始まらない場合]:
      • [次の値で終わる場合]:
      • [次の値で終わらない場合]:
      • [次の値を含む場合]:
      • [次の値を含まない場合]:
    • 真偽値型の変数の場合
      • [次の値と等しい場合]:
      • [次の値と等しくない場合]:
  • 条件分岐処理で指定できる変数の型は以下の通りです。
    • 整数型
    • 10進数型
    • 文字列型
    • 真偽値型
  • 条件の左辺で指定した変数の型によって、比較可能な値のみが条件の内容と右辺に表示されます。
条件式 省略可 使用不可 [条件]で指定した条件式が文字列で表示されます。  
プロパティアクション
項目名 説明 備考
[かつ]/[または] [かつ]または[または]を選択します。  
括弧の編集 括弧を使って条件の優先順位を指定します。
  • 括弧は必ず対となるように設定してください。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

条件の優先順位について

条件の優先順位は以下の通りです。

条件分岐の操作方法

条件分岐の作成

[条件]から、条件に合致したときに実行される処理へ、プロセスフローを引きます。

条件分岐の追加

[条件分岐開始]の右クリックメニューから[条件の追加]を選択し、条件を追加します。
追加可能な[条件]アイコンの最大数は「98」個となります。

条件の判定順序の変更

[条件]の右クリックメニューから[判定順序を上げる]または[判定順序を下げる]を選択し、複数の条件の判定順序を変更します。[条件]上の丸数字が判定順序です。

条件に合致しない場合

[条件]で設定した条件に合致しない場合、[条件分岐開始]からフローが引かれた後続の処理が実行されます。
後続の処理が存在しない場合は、[条件分岐終了]に移ります。



上記例では条件に合致しない場合、待機処理は実行されずログ出力処理が実行されます。

仕様制限

主な例外

ありません。

注意事項

処理イメージ

条件分岐処理を使用し、スクリプト実行時刻の秒数が偶数時のみスクリプト呼び出し処理を実行するスクリプトを作成します。
  1. 以下のようなスクリプトを作成します。


  2. 整数型のスクリプト変数「var」を作成します。

  3. Mapperで以下のようにマッピングします。

  4. 条件分岐処理の以下のように設定します。

  5. スクリプトの実行後、デバッグ情報ビュー、および実行ログビューで処理結果を確認します。

    デバッグ情報 & 実行履歴 スクリプト実行時刻秒数 バッチ起動が実行されたか
    偶数 YES
    奇数 NO