グローバルリソースのプロパティ

接続設定

グローバルリソースの接続設定は、各アダプタのプロパティ設定ダイアログ、コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」から行うことができます。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 接続先の設定の名前を入力します。
 
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
WSDLファイル 必須 環境変数のみ使用可 Webサービスの定義情報であるWSDLが記述されたファイルの場所を入力します。

DataSpider Cloudファイルシステム上のWSDLファイルを使用する場合、DataSpider Cloudファイルシステムのファイルパスを入力します。
[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。

ネットワーク上のWSDLを取得する場合、[ネットワーク上のWSDLを取得する]にチェックを入れ、Webサービスとして公開されているWSDLのURLを入力します。
  • DataSpider Cloudファイルシステム上のWSDLファイルを使用する場合、ファイルパスはDataSpider Cloudファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • DataSpider Cloudファイルシステム上のWSDLファイルを使用する場合、パス区切り文字「/」以外のDataSpider Cloudファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
ネットワーク上のWSDLを取得する 必須 使用不可 ネットワーク上のWSDLを取得するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    ネットワーク上のWSDLを取得します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    ネットワーク上のWSDLを取得しません。
 
タイムアウト(秒) 省略可 環境変数のみ使用可 接続のタイムアウト時間を秒単位で入力します。
  • デフォルト値は「300」で、省略した場合「300」が設定されます。
認証 必須 使用不可 ネットワーク経由でWSDLを取得する際、どの認証を行うか選択します。
  • [なし]:(デフォルト)
    認証を行いません。
  • [Basic認証]:
    ユーザ名とパスワードを使用してBasic認証を行います。
  • グローバルリソースで設定した認証情報を「Webサービス実行」からも使用することができます。
  • ネットワーク経由でWSDLを取得しない場合も、認証情報を設定することができます。
    (「Webサービス実行」から使用できるため)
ユーザ名 省略可 環境変数のみ使用可 認証に使用するユーザ名を入力します。
  • [認証][Basic認証]を選択した場合、有効になります。
パスワード 省略可 環境変数のみ使用可 認証に使用するパスワードを入力します。
  • [認証][Basic認証]を選択した場合、有効になります。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
接続テスト ホストへの接続確認を行います。  
クライアント証明書設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
クライアント証明書を使用する 省略可 使用不可 クライアント証明書を使用するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    クライアント証明書を使用します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    クライアント証明書を使用しません。
  • [WSDLファイル]、またはSOAPエンドポイントが「http://」から始まるURLの場合、チェックを入れてもクライアント証明書は使用されません。
証明書ストアファイル 必須 環境変数のみ使用可 クライアント証明書ストアファイルのファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • [クライアント証明書を使用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • DataSpider Cloudサーバローカルファイルシステム上の絶対パスを指定します。
  • 例:エクスプローラの/data/sample.pfxを指定する場合
    /usr/local/dataspider/server/data/sample.pfx
証明書ストアパスワード 省略可 環境変数のみ使用可 クライアント証明書ストアファイルのパスワードを入力します。
  • [クライアント証明書を使用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
証明書ストア形式 必須 使用不可 クライアント証明書ストアファイルのストア形式を選択します。
  • [PKCS #12]:(デフォルト)
    PKCS #12形式でクライアント証明書ストアファイルを扱います。
  • [JKS]:
    JKS形式でクライアント証明書ストアファイルを扱います。
  • [クライアント証明書を使用する]にチェックを入れた場合、有効になります。
  • lightbulb鍵ファイルと証明書ファイルが別の場合、opensslコマンド等を利用してストアファイルを作成してください。
    例:opensslコマンドの場合
    openssl pkcs12 -export -inkey <鍵ファイル> -in <証明書ファイル> -out <ストアファイル>
プロパティアクション
項目名 説明 備考
証明書の表示 [証明書ストアファイル]で入力した証明書の内容を表示します。  

コンポーネントプールの設定

コンポーネントプールはサポートしていません。

セキュリティ

セキュリティの設定は、コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」から行うことができます。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
FileIsDirectoryException [WSDLファイル]に入力されたパスがディレクトリです。 [WSDLファイル]にはファイルパスを入力してください。
java.io.FileNotFoundException [WSDLファイル]に指定されたファイルが存在しません。 [WSDLファイル]を確認してください。
java.net.MalformedURLException:
no protocol
[WSDLファイル]に入力した内容が不正です。 [WSDLファイル]を確認してください。
java.io.IOException:
Server returned HTTP response code: 401
ネットワーク経由でWSDLを取得する際、サーバへの認証に失敗しています。 [認証][ユーザ名][パスワード]を確認してください。