複数メール送信処理

オペレーション名

複数メール送信

機能概要

SOAP API の sendEmail() を使用してメールを複数送信します。

本オペレーションが使用するAPI仕様については、グローバルリソースで選択したバージョンのAPIドキュメントを以下のリンク先ページより参照してください。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  • API 14.0以降のグローバルリソースが選択可能です。
オプション設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ファイルパスはOSローカルファイルシステムパスで指定する 省略可 使用不可 添付ファイルのファイルパスを、OSローカルファイルシステムパスで指定するかどうかを指定します。
  • [チェックあり]:
    OSローカルファイルシステムのパスで指定します。
    本項目が追加される以前の動作を維持します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    DataSpider Cloudファイルシステムのパスで指定します。
  • 本項目が追加される以前に作成されたアイコンの場合、[チェックあり]がデフォルトとなります。
  • [チェックなし]とした場合、DataSpider Cloudファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • [チェックなし]とした場合、パス区切り文字「/」以外のDataSpider Cloudファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
  • [チェックあり]とした場合、DataSpider Cloudサーバローカルファイルシステムの絶対パスで指定してください。
カラム名タイプ 必須 使用不可 マッピングでスキーマを表示する際のカラム名の表示タイプを選択します。
  • [ラベル]:
    Salesforceで定義されたラベル名(項目名)で表示します。
  • [API]:(デフォルト)
    Salesforceで定義されたAPI参照名で表示します。
 
バッチサイズ 必須 使用可 複数のメールを送信する際のバッチサイズを入力します。
  • デフォルト値は「10」です。
  • 1以上10以下が指定可能です。範囲以外の値が指定された場合、エラーが発生します。
  • 使用環境によりますが、一般的にバッチサイズを大きくすることにより、データの書き込み効率は向上します。
  • Salesforceアダプタの仕様として、50件のメールを送信するケースで、バッチサイズを10と設定した場合、メール送信処理を5回に分けて実行します。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

(以下、「ラベル/API」という形式で表記)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>送信元表示名/senderDisplayName</column>
    <column>返信先アドレス/replyTo</column>
    <column>TOアドレス/toAddresses</column>
    <column>CCアドレス/ccAddresses</column>
    <column>BCCアドレス/bccAddresses</column>
    <column>件名/subject</column>
    <column>本文/body</column>
    <column>添付ファイルパス/fileAttachments</column>
    <column>添付用ドキュメントID/documentAttachmentIds</column>
    <column>テンプレートID/templateId</column>
    <column>送信先ID/targetObjectId</column>
    <column>割当て用ID/whatId</column>
    <column>BCCに送信者を含む/bccSender</column>
    <column>活動の履歴を残す/saveAsActivity</column>
    <column>ユーザ署名を含む/useSignature</column>
    <column>メール優先度/emailPriority</column>
    <column>メール形式/bodyType</column>
    <column>文字セット/charset</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名(ラベル/API) 必須/省略可 複数指定可否 データ型 入力例 備考
row
-
-
-
-
-
  • 入力データ件数分繰り返します。
column 送信元表示名/senderDisplayName 省略可 - String 山田 一郎
  • 最大文字数は200文字です。
  • 省略した場合、送信したSalesforceのユーザ名で送られます。
返信先アドレス/replyTo 省略可 - String replymail@xxx.co.jp
  • 「replyTo」が指定されているVisualforceテンプレートを使用する場合、値を設定しないでください。
TOアドレス/toAddresses 省略可 可(カンマ区切り) String[] mail1@xxx.co.jp,mail2@xxx.co.jp,mail3@xxx.co.jp
  • 最大件数は100件です。ただし、API バージョンによって異なります。
  • TOアドレス、CCアドレス、BCCアドレスまたは送信先IDどれか一つ以上必ず設定してください。
CCアドレス/ccAddresses 省略可 可(カンマ区切り) String[] mail1@xxx.co.jp,mail2@xxx.co.jp
  • 最大件数は25件です。ただし、API バージョンによって異なります。
  • TOアドレス、CCアドレス、BCCアドレスまたは送信先IDどれか一つ以上必ず設定してください。
BCCアドレス/bccAddresses 省略可 可(カンマ区切り) String[] mail1@xxx.co.jp,mail2@xxx.co.jp
  • 最大件数は25件です。ただし、API バージョンによって異なります。
  • TOアドレス、CCアドレス、BCCアドレスまたは送信先IDどれか一つ以上必ず設定してください。
件名/subject 省略可 - String 件名  
本文/body 必須 - String 本文  
添付ファイルパス/fileAttachments 省略可 可(カンマ区切り) String[] C:\salesforce\test.txt,C:/salesforce/test2.csv
  • [ファイルパスはOSローカルファイルシステムパスで指定する]で指定したファイルシステムパスで指定してください。
  • 添付ファイルパス、ドキュメントIDで指定したファイルの合計で10MBまで可能です。
添付用ドキュメントID/documentAttachmentIds 省略可 可(カンマ区切り) id[] 01570000000xxx1,01570000000xxx2
  • 添付ファイルパス、ドキュメントIDで指定したファイルの合計で10MBまで可能です。
テンプレートID/templateId 省略可 - id 00X7000000xxxxx
  • テンプレートIDを設定した場合件名、本文はテンプレートに準ずるものとなります。また送信先IDが必須となります。
送信先ID/targetObjectId 省略可 - id 0037000000xxxxx
  • メールの送信先として、取引先責任者やユーザなどのデータのIDを設定します。
割当て用ID/whatId 省略可 - id 0067000000xxxxx
  • テンプレートの差し込み項目に関連付けるデータのIDを指定します。
BCCに送信者を含む/bccSender 省略可 - boolean TRUE
  • BCCアドレスが設定されている場合BCCに送信者を含みません。
  • 省略した場合「FALSE」です。
活動の履歴を残す/saveAsActivity 省略可 - boolean FALSE
  • 送信先ID、または割り当て用IDに設定された項目に活動履歴が残ります。
  • 省略した場合「TRUE」です。
ユーザ署名を含む/useSignature 省略可 - boolean FALSE
  • 省略した場合「TRUE」です。
メール優先度/emailPriority 省略可 - String High
  • 設定可能値
    1. 「Highest」
    2. 「High」
    3. 「Normal」(デフォルト)
    4. 「Low」
    5. 「Lowest」
  • 省略した場合「Normal」です。
メール形式/bodyType 必須 - String HTML形式
  • 設定可能値
    1. 「テキスト形式」または「テキスト」または「TEXT」
    2. 「HTML形式」または「HTML」
文字セット/charset 省略可 - String UTF-8
  • 設定可能値
    1. 「Shift-JIS」
    2. 「GB2312」
    3. 「UTF-8」
    4. 「ks_c_5601-1987」
    5. 「EUC-JP」
    6. 「JIS」
    7. 「Big5」
    8. 「ISO-8859-1」または「ISO-LATIN-1」
  • 省略した場合はSalesforceの「電子メールの文字コード」に設定された文字セットとなります。

出力スキーマ

ありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
read_count 入力データの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
send_count 入力データのうち、メール送信処理に成功した件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_count 入力データのうち、メール送信処理で失敗した件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
server_url ログイン後のエンドポイントURLが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
session_id セッションIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation_api_exception_code APIエラー発生時、発生したエラーのExceptionCodeが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • APIエラー以外のエラー発生時は、値が格納されません。
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • DataSpider Cloudのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
java.net.UnknownHostException グローバルリソースで指定したPROXYサーバが見つからない例外です。 PROXYサーバの状態を確認して下さい。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Proxyホスト]を確認してください。
  • API23.0以前
    org.apache.commons.httpclient.HttpConnection$ConnectionTimeoutException
  • API26.0以降
    java.net.SocketTimeoutException
    connect timed out
Salesforceに接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Connectionタイムアウト(秒)]を確認してください。
  • API23.0以前
    org.apache.commons.httpclient.HttpRecoverableException
    java.net.SocketTimeoutException: Read timed out
  • API26.0以降
    java.net.SocketTimeoutException
    Read timed out
Salesforceに接続後、サーバからの応答までにタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト(秒)]を確認してください。
jp.co.headsol.salesforce.adapter.exception.SalesforceAdapterIllegalArgumentException Salesforceアダプタのプロパティの設定値が不正です。 エラーメッセージを確認し、設定内容をご確認ください。
com.sforce.soap.partner.fault.LoginFault Salesforceへのログインに失敗しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.UnexpectedErrorFault Salesforceへの処理実行中に、予期しない例外が発生しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。

注意事項