Dynamics CRM Online 2016アダプタ制限事項

本オペレーションではMicrosoft Dynamics 365 Web APIを使用します。API仕様については以下のページを参照してください。 本オペレーションではAzure Active Directoryを認証に使用します。Azure Active Directoryの構成については以下のページを参照してください。

全処理共通

[接続先]のサービスのルートURLの設定方法について

Dynamics 365 (オンライン)またはDynamics CRM Online 2016の「設定」-「カスタマイズ」-「開発者リソース」にある「サービスのルートURL」を入力してください。

[認証]のグローバルリソースの設定方法について

[認証]のグローバルリソースの設定方法については、以下のページを参照してください。 各オペレーション対象への権限があるセキュリティロールが適用されたユーザーが必要です。権限については以下のページを参照してください。 グローバルリソースの[追加パラメータ]に以下の指定が必要です。
[追加パラメータ/キー] [追加パラメータ/値] 備考
resource <[接続先]に設定した[サービスのルートURL]のうち、スキームとホスト名部分>
  • パラメータ値は「https://<ホスト名>」の形式です。
  • 「/api/data/<APIのバージョン>/」部分は不要です。

[リソースパス]について

[リソースパス]については、以下のページを参照してください。

注意事項

仕様制限

ありません。

エンティティ読み込み処理

[フィールド定義]について

Entity型(Navigationプロパティ)は[リソースパス]にキーが指定されエンティティが一意となっている場合のみ表示されます。
[リソースパス]の例 Entity型(Navigationプロパティ)が表示されるか
accounts 表示されません
accounts(00000000-0000-0000-0000-000000000001) 表示されます
accounts(accountid=00000000-0000-0000-0000-000000000001) 表示されます
accounts(00000000-0000-0000-0000-000000000001)/contact_customer_accounts 表示されません

[フィルター]に設定するクエリについて

[フィルター]に設定するクエリについては、以下のページを参照してください。

注意事項

エンティティ書き込み処理

仕様制限

注意事項

エンティティ削除処理

注意事項

主な例外

例外名 原因 対策
HttpClientException
java.lang.IllegalStateException: Target host must not be null, or set in parameters.
[サービスのルートURL]が不正です。
  • [サービスのルートURL]を確認してください。
HttpClientException
org.apache.http.client.ClientProtocolException: Scheme '<プロトコル>' not registered.
対応していないプロトコルです。
  • [サービスのルートURL]を確認してください。
HttpClientException
java.net.UnknownHostException: <ホスト名>
ホストが見つかりません。
  • [サービスのルートURL]を確認してください。
EdmException
Cannot find EntitySet, entitySetName=<エンティティセット名>
エンティティセットが存在しません。
  • [リソースパス]に設定したエンティティセットが存在するか確認してください。
EdmException
Cannot find EntityType, path=<エンティティ名>/<フィールド名>
エンティティにフィールドが存在しません。
  • [リソースパス]に設定したエンティティのフィールドが存在するか確認してください。
ODataClientErrorException
(401) Unauthorized [HTTP/1.1 401 Unauthorized]
認証に失敗しました。
  • [サービスのルートURL]を確認してください。
  • [認証]を確認してください。
    • 指定した[認証]のグローバルリソースでトークンを発行できることを確認してください。
    • 対象への権限があるセキュリティロールが適用されたユーザーであることを確認してください。
ODataClientErrorException
<エラーメッセージ> [<HTTPステータス>]
処理に失敗しました。
  • エラーメッセージの内容を確認してください。
  • HTTPステータスについては以下のページを参照してください。
    • 「HTTP 要求の作成とエラーの処理」(https://msdn.microsoft.com/library/gg334391.aspx)
  • 処理共通の対策
    • [リソースパス]に設定したエンティティが存在するか確認してください。
    • [リソースパス]に設定したエンティティのフィールドが存在するか確認してください。
    • [リソースパス]に対応した[フィールド定義]であるか確認してください。
  • エンティティ読み取り処理固有の対策
    • [フィルター]に設定した条件を確認してください。
    • [リソースパス]に設定したエンティティが読み取り可能か確認してください。
    • [フィールド定義]に設定したフィールドが読み取り可能か確認してください。読み取りできないフィールドの選択を外してください。
  • エンティティ書き込み処理固有の対策
    • [処理に失敗したエンティティをスキップする]を確認してください。
    • [キーが指定された場合の処理方式]を確認してください。
    • [リソースパス]に設定したエンティティが書き込み可能か確認してください。
    • [フィールド定義]に設定したフィールドが書き込み可能か確認してください。書き込みできないフィールドの選択を外してください。
    • [リソースパスのキーフィールド]に設定したキーフィールドが、[リソースパス]に設定したエンティティに存在するか確認してください。
    • [関連先キー設定][関連先キーフィールド]に設定したキーフィールドが、同行の[関連先エンティティ]に表示されたエンティティに存在するか確認してください。
  • エンティティ削除処理固有の対策
    • [処理に失敗したエンティティをスキップする]を確認してください。
    • [リソースパス]に設定したエンティティが削除可能か確認してください。