グローバルリソースのプロパティ

接続設定

グローバルリソースの接続設定は、各アダプタのプロパティ設定ダイアログ、コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」から行うことができます。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 FTPアダプタが使用するグローバルリソース名を指定します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ホスト名 必須 環境変数のみ使用可 接続先のFTPサーバを入力します。  
ポート番号 必須 環境変数のみ使用可 FTPのサービスが提供されているポート番号を入力します。
  • デフォルト値は「21」です。
ユーザ名 必須 環境変数のみ使用可 FTPサーバにログインするユーザ名を選択または入力します。

匿名FTP(Anonymous FTP)の場合は「anonymous」か「ftp」を指定してください。
 
パスワード 省略可 環境変数のみ使用可 FTPサーバにログインするパスワードを入力します。

匿名FTPの場合はメールアドレスを指定してください。
 
データ転送モード 必須 使用不可 データ転送モードを選択します。
  • [PASV]:(デフォルト)
    このモードを使用してください。
  • [ACTIVE]:
    DataSpider Cloudでは使用することができません。
 
エンコード 必須 環境変数のみ使用可 FTPサーバのエンコードを選択または入力します。

入力する場合は、Java SE Runtime Environment 8でサポートされているエンコードを指定します。
詳細については、「Supported Encodings」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.html)を参照してください。
コネクションタイムアウト 省略可 環境変数のみ使用可 コネクションタイムアウトの時間をミリ秒で入力します。
  • デフォルト値は「300000」で、省略した場合は「300000」が設定されます。
  • 値は0以上の半角数字で入力してください。
  • 「0」を設定した場合、タイムアウトしません。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
接続テスト ホストへの接続確認を行います。
  • コントロールコネクションの接続のみ確認を行います。
セキュアFTP設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
セキュリティタイプ 必須 使用不可 セキュアFTP接続を行う際のセキュリティタイプを選択します。
  • [なし]:(デフォルト)
    通常のFTP接続を行います。
  • [SFTP]:
    SSHを使用したSFTP接続を行います。
  • [FTP over SSL/TLS]:
    SSL/TLSを使用したFTP over SSL/TLS接続を行います。
 
秘密鍵 省略可 環境変数のみ使用可 公開鍵認証による接続を行いたいとき、秘密鍵ファイルのファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • [セキュリティタイプ][SFTP]を選択した場合、表示されます。
  • 入力がない場合、[パスワード]を使用したパスワード認証を行います。
  • ファイルパスはDataSpider Cloudファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpider Cloudファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
秘密鍵パスフレーズ 省略可 使用不可 秘密鍵のパスフレーズを入力します。
  • [セキュリティタイプ][SFTP]を選択した場合、表示されます。
HTTP Proxyサーバを使用する 省略可 使用不可 HTTP Proxyサーバを使用するかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    HTTP Proxyサーバを使用します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    HTTP Proxyサーバを使用しません。
  • [セキュリティタイプ][SFTP]を選択した場合、表示されます。
HTTP Proxyホスト 省略可 環境変数のみ使用可 HTTP Proxyサーバのホストアドレスを入力します。
  • [セキュリティタイプ][SFTP]を選択した場合、表示されます。
  • [HTTP Proxyサーバを使用する]にチェックがある場合、有効かつ必須入力となります。
HTTP Proxyポート 省略可 環境変数のみ使用可 HTTP Proxyサーバのポート番号を入力します。
  • [セキュリティタイプ][SFTP]を選択した場合、表示されます。
  • [HTTP Proxyサーバを使用する]にチェックがある場合、有効かつ必須入力となります。
SSL/TLS接続タイプ 省略可 使用不可 SSL/TLS接続を行う際の接続方法を選択します。
  • [explicit]:(デフォルト)
    explicitモードで接続を行います。
  • [implicit]:
    implicitモードで接続を行います。
  • [セキュリティタイプ][FTP over SSL/TLS]を選択した場合、表示されます。
  • 接続先のサーバの設定と異なるモードで接続した場合、エラーになるまで時間がかかる場合があります。
セキュリティメカニズム 省略可 使用不可 explicitモードで接続する際のAUTHコマンドで使用するセキュリティメカニズムを選択します。
  • [SSL]:(デフォルト)
    AUTH SSLで接続を行います。
  • [TLS]:
    AUTH TLSで接続を行います。
  • [SSL/TLS接続タイプ][explicit]を選択した場合、表示されます。
クライアント証明書 省略可 環境変数のみ使用可 クライアント証明書認証による接続を行いたいとき、クライアント証明書ファイル(PEM形式)のファイルパスを入力します。

[参照]ボタンを押下するとファイルチューザが起動し、ファイルの選択ができます。
  • [セキュリティタイプ][FTP over SSL/TLS]を選択した場合、表示されます。
  • 入力がない場合、[パスワード]を使用したパスワード認証を行います。
  • ファイルパスはDataSpider Cloudファイルシステムの絶対パスで指定してください。
  • パス区切り文字「/」以外のDataSpider Cloudファイルシステムの使用禁止文字は使用できません。
証明書パスフレーズ 省略可 使用不可 クライアント証明書のパスフレーズを入力します。
  • [セキュリティタイプ][FTP over SSL/TLS]を選択した場合、表示されます。
サーバ証明書のチェックを行わない 省略可 使用不可 サーバ証明書の妥当性チェックを行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:(デフォルト)
    サーバ証明書の妥当性チェックを行いません。
  • [チェックなし]:
    サーバ証明書の妥当性チェックを行います。
  • [セキュリティタイプ][FTP over SSL/TLS]を選択した場合、表示されます。
  • [チェックなし]を選択した場合、証明書をDataSpiderServerが参照するキーストアへインポートする必要があります。
    キーストアへのインポート方法については、別途お問い合わせください。

コンポーネントプールの設定

コンポーネントプールの設定は、コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」から行うことができます。

セキュリティ

セキュリティの設定は、コントロールパネルの「グローバルリソースの設定」から行うことができます。

主な例外

例外名 原因 対策
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が入力されていません。
[<プロパティ名>]が入力されていません。 [<プロパティ名>]を入力してください。
java.io.UnsupportedEncodingException
<エンコード>
[エンコード]にサポートされていないエンコードが入力されています。 Java SE Runtime Environment 8でサポートされているエンコードを選択または入力してください。
詳細については、「Supported Encodings」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.html)を参照してください。
java.net.UnknownHostException
ホスト「<ホスト名>」が見つかりませんでした。
[ホスト名]に接続できません。 設定内容を確認してください。
InvalidPrivateKeyException
秘密鍵ファイルの形式、または秘密鍵パスフレーズが不正です。
指定された[秘密鍵]の形式が不正か、入力された[秘密鍵パスフレーズ]が不正です。 正しい形式の[秘密鍵]ファイルを指定しているか、また[秘密鍵パスフレーズ]が正しいか確認してください。
java.io.IOException
Proxy tunnel setup failed: <HTTPエラーメッセージ>
[SFTP]接続を行う際に、[HTTP Proxyサーバを使用する][チェックあり]を選択した際に発生します。
[ホスト名]または[ポート番号]が不正です。
[ホスト名]または[ポート番号]が正しく設定されているか確認してください。
InvalidCertificateException
クライアント証明書のロードに失敗しました。ファイル形式やパスフレーズを確認してください。
指定された[クライアント証明書]の形式が不正か、入力された[証明書パスフレーズ]が不正です。 正しい形式の[クライアント証明書]ファイル(PEM形式)を指定しているか、また[証明書パスフレーズ]が正しいか確認してください。
com.enterprisedt.net.puretls.SSLCaughtAlertException
Expired certificate at handshake state SSL_HT_FINISHED or SSL_HS_WAIT_FOR_CHANGE_CIPHER_SPECS
クライアント証明書の有効期限が切れています。 有効期限内のクライアント証明書を指定してください。
javax.net.ssl.SSLHandshakeException
サーバ証明書の信頼性が検証できません。
[FTP over SSL/TLS]接続を行う際に、[サーバ証明書のチェックを行わない][チェックなし]を選択した際に発生します。
Javaに登録されているサーバ証明書と、SSL/TLS接続を行うサーバの証明書が一致しなかったことから、サーバ証明書の信頼性が検証できなかったことが原因です。
SSL/TLS接続を行うサーバの証明書がJavaに登録されているか確認してください。 登録されている場合、接続先のサーバがJavaに登録したサーバと同一か、または接続先のサーバ証明書の有効期限が切れていないか確認してください。
com.enterprisedt.net.puretls.SSLPrematureCloseException
Short read
[FTP over SSL/TLS]接続に失敗した場合に発生します。 [SSL/TLS接続タイプ]などのサーバの接続情報が正しく設定されているか確認してください。

注意事項